All Member

5/23

15人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
その場を拓真に任せ、真琴は厨房に逃げ込んだ。 仕込みを既に終わらせ、一服してる駒龍と目が合う。 「‥‥おはようさん」 「‥おはようございます」 「みんな揃ってるか?」 無言で頷き返事をする真琴。 「そっか‥。んじゃ行こか!?」 「‥‥え?」 駒龍が先に厨房を出ながら フロアの隅に固まる三人に声を掛けた。 真琴は黙って後ろから付いて行く。 「みんなぁ!おはようさん! オーナーからの伝言じゃ~」 戯れていた三人は一斉に駒龍へ視線を向ける。 みんなが注目する中、 腕を組みながら声を張り上げた。 「今日、新人来るぞ~!」 「「「‥‥‥‥え!?」」」 聞いた姿勢のまま不動にしない四人。 「今朝、オーナーから電話があってな~。 まぁ‥‥新人言っても技術者としては店長レベルじゃ。 健太は知っとるじゃろな?」 「‥‥‥‥まさか」 「「「‥‥‥‥?」」」 その場から駒龍へ近付き 困惑した表情をしている。 「アイツじゃ無いっすよね?」 ,
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加