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その場を拓真に任せ、真琴は厨房に逃げ込んだ。
仕込みを既に終わらせ、一服してる駒龍と目が合う。
「‥‥おはようさん」
「‥おはようございます」
「みんな揃ってるか?」
無言で頷き返事をする真琴。
「そっか‥。んじゃ行こか!?」
「‥‥え?」
駒龍が先に厨房を出ながら
フロアの隅に固まる三人に声を掛けた。
真琴は黙って後ろから付いて行く。
「みんなぁ!おはようさん!
オーナーからの伝言じゃ~」
戯れていた三人は一斉に駒龍へ視線を向ける。
みんなが注目する中、
腕を組みながら声を張り上げた。
「今日、新人来るぞ~!」
「「「‥‥‥‥え!?」」」
聞いた姿勢のまま不動にしない四人。
「今朝、オーナーから電話があってな~。
まぁ‥‥新人言っても技術者としては店長レベルじゃ。
健太は知っとるじゃろな?」
「‥‥‥‥まさか」
「「「‥‥‥‥?」」」
その場から駒龍へ近付き
困惑した表情をしている。
「アイツじゃ無いっすよね?」
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