15人が本棚に入れています
本棚に追加
「の‥‥逆上せた‥‥」
浴衣に着替え座り込み
息を切らしてる真琴
「お前が悪い」
「‥‥なんでぇ?」
「真琴が色っぽ過ぎ‥‥
‥‥今だって」
濡れた髪に
紅く染まった頬や耳‥‥
まだ身体に残る火照りが
潤んでる瞳で物語ってる。
そんなの目の前に
据え膳されちゃ~‥‥
胡座座りしてる俺が
嘗めるように無言で見る中
危機感を感じてか
襟元を直しつつ後退り‥‥
「‥‥ソレ、おねだり?」
「ど‥どれがソレ!?」
「真琴自身?」
「‥‥意味分かんないよ」
「認めろよ。
いつも全身で俺を求めてるだろ?」
「そんなつもり無いし!!」
「‥‥素直じゃねーな?
それとも‥‥また試してみっか?」
「‥‥‥‥」
茹でタコ並みに首まで真っ赤な彼女に
ジリジリ四つん這いで詰め寄った。
「真琴く~ん!店長~!飯~!」
「「‥‥‥‥‥‥‥」」
──‥‥健太‥‥
お前‥‥結構KY‥‥
,
最初のコメントを投稿しよう!