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それでも天音は笑顔を絶やす事無く、通院を続けたけど
次第に点滴の回数が増え
本人の体力等を考慮し入院する事になったんだ。
骨髄移植の話は
この時既に先生から勧められていたけど
肝心な本人が拒否し続けた。
誰が説得しても
答えは首を横に振るばかり‥‥
だから、
クリスマスに天音から
「適合検査を受けてくれない？」と
言われた時には
本当に嬉しかった。
横に寄り添う健太を見ると
決意の表情を浮かべている。
その時
健太が説得してくれたんだと分かった。
家族の誰も
天音を頷かせる事が出来なかったのに
たった一泊で
こんなに変わるのかと
驚愕したと共に
健太には心から感謝した。
「お兄ちゃ～ん！一緒に撮ろっ？」
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