健太 × 天音 + 天使 × 真琴

7/36

14人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ
「あー、良かった!」 「ホント~。感動したぁ」 「ホンワカして‥‥凄く幸せな気持ちになった♪」 「やっぱ、恋愛映画はいーよなぁ」 各々感想を言い合いながら、昼時間もあり近くのファミレスに入った。 本当は静かな喫茶店が良かったけど、天音からの希望じゃあ誰も逆らえない。 「俺、ハンバーグ」 「僕は‥‥チキン系がいいなぁ」 「私、ドリア!」 メニューを見ながら選んでオーダーし、昼からの予定を話し合う。 色んな案が出たけど、俺は一つ提案した。 「ここから車で30分くらいの所に、動物園あるんだけど‥‥ そこ行きません?」 「動物園って‥‥空いてんの?」 「一応、ネットで調べて来たんだよね」 「‥‥‥‥‥‥」 「どうしたの?天音ちゃん‥‥」 あんなにハシャいでいた天音が、急に黙って俯く。 正面に座る真琴君が声を掛けていた。 俺が店長にプリントアウトした地図を見せ説明していると、横に座る天音がムズッと腕を掴かみ引っ張る。 ビックリして顔を向けると、今にも泣きそうな表情で俺を見上げていた。 「健太さん‥‥ ‥‥もしかして 天音がしたい事‥‥ 覚えててくれたの?」 「‥‥‥‥‥」 そう‥‥ イブの日に、天音がしたい事を話してくれた。 ,
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加