出会い

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そしてモールに着くと、愛希と千絵里がトイレへ行った為今は功介と2人きり。 「なぁ秋斗。お前が連絡取ってたのってどっち?」 「あぁ、愛希ちゃんの方だよ」 「まじかー…」 なんか功介が珍しくへこんでいる。 「どーしたんだよ?」 「いや、愛希ちゃんすごい俺のタイプの女の子なんだよ」 「あーなるほどね。連絡先聞いて見れば良いんじゃね?俺も知ってるしさ」 「そうだな。聞いてみるよ」 俺からすればそんな事はどーでも良かった。 確かにどっちも可愛いと思う。遊びたければどっちかに連絡とって遊べば良いだけだからな。 とそんな話しをしていると、愛希ちゃんと千絵里が戻ってきた。 「ごめんねー!じゃあ買物行こ!」 俺たちは歩きだした。 「そういえば、愛希ちゃんて学校何処なの?」 あ、そういえば功介に言ってなかったっけ。 「湊高校だよ!」 「あのほとんど女子校の?」 「そうだよー。功介君は?」 あ、これも愛希ちゃんに言ってなかった。 愛希ちゃんには俺とすごく仲いい友達としか言ってない。 「秀徳だよ」 「あ、じゃ秋斗君達と一緒なんだ?」 …達?どういう事なんだ? 「そういう事!千絵里ちゃんは?」 「私も秀徳なんだけど…」 そういう事か。 でも倉田 千絵里なんて知らないな。 「まじ…?」 「…うん」 「ごめん!全然知らなかった。俺基本教室から出ねーから…てか秋斗は知ってたのか?」 「いや、知らなかったよ」 「良いよ!クラスが違えば知らないのも分かるしね!学年全員の顔と名前なんて覚えてないしさ!私も秋斗君達知らなかったし」 でもすごい偶然だよな。お互い知らなかったとはいえ、同じ学校だったなんてな。
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