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「あ、じゃあここで買物してくるね!」
そう言って愛希と千絵里が店の中に入って行った。
「やっぱ俺愛希ちゃんが良いわ」
「そっか。てか連絡先いつ聞くんだよ?いつもならすぐに聞くのに」
「今タイミングをみてんだよ!ガッツいて嫌われたくねーしな!」
こんな功介初めて見たんだけど…
どうやら愛希ちゃんに本気みたいだな。
「なら俺も千絵里ちゃんの連絡先聞こうかな」
「お前千絵里ちゃんにも手出すのかよ!?」
そう言って功介は笑いながら俺の頭を小突いて来た。
「にもってお前なぁ!愛希ちゃんは連絡先知ってるだけで、今日初めて会ったんだからな!?」
「分かってるよ!」
そう言って功介は大笑いし始めた。
俺はそれを見て、さっきのお返しとばかりに脇腹に軽くジャブを放り込んでやった。
「秋斗お前!不意打ちは卑怯だぞ!」
「お前もさっきやっただろ!」
そうやって2人で大笑いしながら愛希ちゃんたち2人を待った。
秋斗たちと別れ、店に入って行った愛希と千絵里は今まで一緒にいた2人の話で盛り上がっていた。
「ねぇ!愛希!あの2人めっちゃカッコ良いじゃん!どうやって知り合ったの!?」
「友達の紹介で、ちょっとねー」
「良いなー私も知り合いたいよー」
その言葉を聞き、愛希は笑った。
「知り合いたいって、もう知り合ってんじゃん!」
その言葉を聞き、私も笑った。
確かに、もう自己紹介は終わった所だ。
「確かに!てか愛希が連絡取ってたのってどっちなの?」
「秋斗君だよ!茶髪でちょっと髪が長めの方」
「秋斗君よりは功介君の方がカッコ良かったよね!」
「あー分かる!あのアッシュでパーマが似合っててカッコ良かったね!」
「うん!でも結構競争率高そうだよねー」
「でも今は彼女居ないらしいよ!狙うなら今だよね!」
「そっかー!後で連絡先聞いてみよーかなー」
「あ、私も聞いてみよ!」
そんな話しをしながらも、出来るだけ早く買物を済ませ秋斗たち2人の元へ戻った。
早く戻らないと他の女の子に連れて行かれそうな気がしたから、というのが本音だ。
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