また序章,文久三年三月十二日

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江戸から京へ数日かけてやってきた。今日は壬生浪士組結成の日。集まった浪士、約五十人前後、皆、期待と興奮に目を輝かせている。 ここから俺達の武士への道が始まる。農民の出の俺達だってきっと武士になれる。それくらいの志がある。 ここに、世にいう「新選組」の前身である、壬生浪士組が結成された。幕末を駆け抜けた誠の武士と彼らと共に生きた一人の少女の物語が……… 今、始まる
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