17人が本棚に入れています
本棚に追加
いつも見上げた角度から見る琉生は
いつも楽しそうに口角が上がってる。
「勿論!‥‥アズは行きたい所ある?」
「ある!!‥‥だから、プランはアズに任せて!?」
「ん~‥‥。お楽しみ?」
「うん!当日までのお楽しみ♪」
「‥‥分かった。
アズを信じる」
そんな話をしていたら、私達の別れ道‥‥交差点。
「明日は僕迎えに行くよ」
「‥‥‥うん」
「楽しみにしてるね?」
彼は両手をさすりながらそう言って、優しく唇肌を合わせた。
手を振って私が先に自宅へ向かう。
琉生は交差点から私が家に入るまで見守っていた。
後ろ髪引かれる思いで玄関に入る。
──‥‥本当は
琉生のお家に行きたいけど‥‥
今日は我慢しなきゃ‥‥
デートとなれば
女子はする事が沢山あって忙しいのだ。
,
最初のコメントを投稿しよう!