少年立ちやすく学なり難し

6/8
前へ
/8ページ
次へ
「・・・有栖川光。 お前が北条六華(ほうじょうりっか)を愛してやまないのは昔から知っているが、今は授業中だっ。 それにな、モーホーな甥っ子をもって、伯母さんはものすごーく悲しいぞっ。」 セミロングのハニーブロンドの頭を掻き、心底呆れながら数学教師は言った。 ピンヒールの音を響かせ、ゆっくりと光に近付いてくる。 寒くても、ミニスカにガーターベルトがこの教師のポリシーだ。 ちなみに3サイズは93、58、96。 厚手のカーディガンを羽織っていても、豊かな胸の膨らみが損なうことはなかった。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加