プロローグ

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「…分かった。今から行くね。」 母の言葉には逆らえない。 だって北条グループの者だから。 私はそれが嫌だった。 『もうすぐ彼が来るから、急いでね。』 そういうと通話が切れた。 私は思い足取りで駅へ向かった。 街から少し離れると、ガラリと景色が変わった。 それと同時に、カップルや友達同士が歩く姿がみられる。 私はそれを何とも思わないまま、歩き続けた。
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