天使 × 真琴-2

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「凄い豪雨だよ‥。アズ大丈夫かなぁ?」 今日は健太、拓真は休み。 琉生が窓を叩きつける雨を眺めながら、心配そうにポツリと呟いた。 「琉生君。今暇だしこの前の続き教えて?」 真琴が眼鏡検査の資料を手に 琉生に話し掛けていた。 (‥‥楽しそ。 俺も真琴と検査室‥‥行きて~‥‥) 悶々とそんな事を考えながら 検査室に入って行く二人を 恨めしく眺め眼鏡を拭き上げていた。 「そんな羨ましそうに見るんだったら 真琴君の指導係、天使がすれば良かったじゃん」 カルテを整理しながら笑って言う若菜‥‥。 「それが出来ねーから、琉生を指導係にしたんだ」 「なんで出来ないの?」 「絶対、我慢出来ねー。ムリ」 「ははは‥‥天使ってそんな奴だったかな? なんか少し離れてる間に、変わったな?」 「俺が変わったなら、要因は真琴だな。 アイツが居てくれるから 俺は俺でいられるんだ」 「‥‥どういう意味?」 「アイツに救われてんだ。 真琴が居ない事なんて想像も出来ねーくらい 俺が依存してんの」 ,
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