天使 × 真琴-2

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「依存‥‥ねえ」 呟きながらカルテ整理に集中し始める若菜。 拭き上げた眼鏡をクロスに包んで 客の名札が書いてあるボックスに置いた。 「でもさぁ、天使の指導係僕だっただろ? 楽しかったよ‥‥ 良かったら僕が真琴君の指導‥」 「断る」 「‥‥ははは。やっぱ面白い」 「お前、からかってんだろ?」 「いいえ?真剣ですが?」 (若菜は時々、何考えてんのか分かんねーわ。) 表情を変えず平静に会話する若菜を横目に見ながら小さく溜め息。 「ってか、この際健太も琉生君も拓真君も 一転に引き受けようか?」 「‥‥は?」 「指導係だよ。成長して貰わないと天使が大変じゃないか」 「‥‥‥」 「僕は天使の味方だよ。 天使が良いように店が動けばいい。 僕の望みはそれだけさ」 「‥‥若菜」 (‥‥一体どこまで信じりゃいーんだ? 若菜‥‥何を考えてる‥‥?) ,
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