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「‥‥わりー。
俺、興味無し」
そう言うしかねーじゃん。
「‥‥んじゃ、浮気でいーよ」
違うだろ。
「真琴じゃねーとタタねーよ」
「‥‥大丈夫。僕、色気には自信あるから」
だから‥‥違うんだって。
「もー話にならん。
納期があるから加工する!」
加工室に逃げた。
だって、全然押しの一点張りで
引こうとしねー。
話しになんねーし。
溜め息を吐きながら
未加工ボックスを目の前に置き
気持ちを切り替えた。
真琴が女だって言うのは簡単だ。
だからってどーなるんだ?
仕事にしても、アイツにしても
悪い方向にしか行かねーだろ‥‥。
なんとかしなきゃ‥‥
思わず
考えがたい絵図が脳内に浮かび
ブンブンと首を振った。
「あっ♪僕とのエッチ、想像したでしょ」
「してねーわ!!!」
入口から弾む声がして
苛々する。
‥‥真琴~
真琴と早くキスしたい‥‥
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