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外来を抜け、中庭へ向かう。
この場所から天音の病室の窓が見えるから‥‥
綺麗に手入れされてる中庭から
上を見上げる。
人影の無い窓から見える室内は
虚しく毎回天井だけ‥‥
暫く眺めた後、俯いて
下唇を噛みながらその場を後にした。
覚悟はしてた。
‥‥最初っから
でも追い付かない
俺の気持ちが
まるで深い海ん中
溺れてるみたいに‥‥
苦しい
苦しい
天音
苦しいよ
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