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途端に、
ざわめきが水面を打ち
波紋のように広がる室内に
「やりましたよッ!あきさんッ!!」
上がる声の主、
ゆなの喜びの声。
目の前に立つ少年…、
もとい、
本来ならば青年であった筈の
東雲八雲。
現在は、
大きめサイズのパーカーに
包まれた華奢な体に、
発達途上を思わせる、
すらりと伸びた細い手足。
はっきりと大きな瞳に
眼鏡を取り出し装着すると、
キツイ眼差しを浮かべる
どう見ても10歳前後の少年。
しかも、
頭に猫耳を生やした
中身は青年、見た目は…、
「東雲八雲さん、改めて、にゃののめにゃくも君ッ!!」
「キャーッ!!流石、ゆなっちッ!!本当にショタッ子、にゃののめにゃくも君だッ!!」
「飽人さんも共犯ですかッ!!」
猫耳少年、
にゃののめにゃくも君に
見事、変貌した東雲さんの
姿がそこにありました。
![image=477083916.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/477083916.jpg?width=800&format=jpg)
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