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「見事なもんだな。俺にはできん芸当だ」
「ふん。貴様は粗暴すぎんだよ」
フッと自慢げに飛鳥は鼻をならした。
そんな飛鳥に、エアルが小さな声で茶々を入れる。
「そんなアスカはいつも暴走してますけどね」
「なっ！え、エアル！？そんなことないですぞ！」
焦るアスカとは対称に、エアルはくすくすと楽しげに笑い声をあげた。
「そうですか？」
「そうであります！」
ぷうと頬を膨らませるアスカをみて、エアルはまた可笑しそうに笑った。
「ユズさん。キィちゃん。どう思います？」
言うまでもない、と問いかけられたユズは腕を組む。
キィもこくこくと頷いた。
「ああ。確かにアスカはいつも暴走してるな」
「うん。二人の言う通りだよ」
「そんな！姉御にキィ殿まで！」
オロオロとするアスカは、先程の剣戟を放った者とは同一とは思えない。
そんなアスカに、スイとテオも失笑した。
「な、なんだ！笑うな！」
顔を赤くして騒ぎ始めたアスカを皆でなだめつつ、本題に入ったのはユズだった。
「で、どうするんだよ。それ」
「そりゃあ…」
と、スイは少し口ごもった。
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