第2話

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「今日は、銀座で人気のケーキ買ってきたよ」 っと、満面の龍神社長… 「…。わぁ、おいしそう。ありがとうございます」 一瞬、素に戻りかけた 今日はケーキの差し入れ 他の女の子の分も勿論ある 先週は、旬の高級果物だった… その前は、高級チョコレート… 餌付けなのか太らす気なのか… 恐らく前者だろう その日も龍神社長が帰ったあと、ぐったりとソファに伏せっていると、女の子達がきゃぴきゃぴと「今日は何ですか?」っと楽しそうに箱を覗いていた 戦いのゴールが見えない オーナーは 「気に入られたねぇ」 っと、からかうように笑うだけだ 一瞬、この店辞めてやろうか?っと思ったが、龍神社長の為に辞めるのも嫌だ
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