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ー 橙
ふたり寄り添ってベッドの中
僕の腕の中から その少し小さな手伸ばして、僕の頬つついたり 鼻摘まんだり…
何だか楽しそうな愛しい人。
「もぉ…寝られないやないですか」
お返しとばかりに彼の額に口づけ落とせば、少し照れたように目許にシワ寄せた。
その細こい躰抱き締めて
明日も あさっても、その先も
ずっと ずっと、こうしていたいと強く想った。
僕の願いは、あなたが笑っていてくれはる事で
それ以外は何も願わないから
それだけで ええから、僕の願い叶えてもらえませんか?
それだけで ええですから…
End
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