プロローグ

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みどり深い道を歩き 海と空の境界線を探す 右手にあるお土産店を横目に通りすぎながら 目を閉じて 潮騒の中に溶け込もうとする 毎年ふいに思い出す 吹き抜ける風が 少しあたたかくて 頬をつたう 涙がかわいた 夏の予感がする
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