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「ご主人、庭でお花を見つけましたよ。」
「綺麗な花だね。」
「植えときますね。」
「うん。」
私の名前はアネス。
年齢は18歳。
町に居た頃は天才と呼ばれていた。
中には冷酷女と呼ぶ奴もいたが。
身長は168㎝でポニーテール。
ポニーテールは手入れが簡単で良い。
自己紹介はここらにして、1号との出会いから三年の月日が経った。
この三年間、私の住む家に訪問する者は一人もおらず、家が建っているこの山に入る者すら居なかった。
「ご主人、植えときました。」
私がこの三年間に見た物と言えば、食料確保の為の畑と、この茶色く錆び上がったロボット位のものだ。
因みに1号は、性別は一応男で設定してある。
感情は今のところ無いので、変な事にはならない。
私も1号とは代わり無い。
昔は感情が無いと気味悪がれ、親に捨てられたりした。
捨てられた者が捨てられた物で大事な物を造り出す。
まだ1号は大事な物では無いが。
1号はあくまで暇潰しに作ったものだ。
大事でも何でもない。
三年間一緒に過ごして大事に思った事が無いのだから、1号は私にとって本当にどうでもいい存在なのだろう。
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