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「叶汰(かなた)君、少し手分けして探しません? 二人で同じ場所を探しても効率が悪いだけです」
キリキリ丁寧の提案に幼い落ち着きが同意……これはまずくないか………?
「確かにそうかも。じゃ、あとでね副会長」
幼い落ち着きは黒髪のちびっこだった……。
そして爆弾をおとして行きましたよだって何つったよ副会長? 副会長ぅぉぉおお!?
「……さて」
だんごむしみたいに丸まってる俺に近付いて見下す副会長。
「あなたはそこで何をしているんです?」
うぉぉお怒ってらっしゃる眼鏡が光ってテラムスカwwww
俺は副会長という名の敬語ムスカから視線を反らしてぼそぼそと答える。
「い、いや、その………ま、迷いまして……」
ハッピーニューにゃあ!
チキンな俺にその視線は痛いよ☆
眼鏡をクイッと上げて、小さくため息をつくムスカ。
「あなたが宗野君ですか。私はこの学園の生徒会副会長、間宮 柚希(まみや ゆずき)といいます。高校入学式はどうします? 行きますか?」
ェ……
参加しなくていいんすか……?
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