第一話

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「またまたあー、間宮さんったらご冗談をー」 なんてチキンな俺が言えるはずもなく。 ため息ざまに「……はい」と返事して副会長とお別れしました ‐‐‐‐‐‐‐ ピッ 扉のロックを開けて寮の自室にはいる。 なんか、間宮さんに聞いたけど ホワ金の、正門から見て左が中学寮右が高校寮らしい。 床が全て絨毯だったり、廊下の電気がシャンデリアだったり建物が吹き抜けだったりいろいろすごすぎてツッコミたかったけど、入学式がいつ終わるか分かんなかったし疲れたから部屋に直行した。 ちらりと時計に目をやるとまだ十一時三十六分。 「……そういえばお昼どうしようかな」 ベッドに思い切り寝ころがって、さっきまでの出来事を思い返す 「副会長なかなかの王道だったなあ」 ニセスマイルが無かったけどまあそれは俺相手だから割愛されたんだとして。
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