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「一年生、年下かぁ……」
あの子はもう由良君に会ったのかなぁ、きっと二人が一緒にいるとすごくかわいいんだろなぁ。
思わず頬がゆるむ。
これから楽しみだなぁ、なんて呟いて食堂を出ていく俺は、彼が引きこもろうとしていることなんて知る由もなかった。
‐‐‐‐‐‐
「お前、宗野 由良やな?」
赤というかピンクというか、どっちかってーと紅色っぽい髪の人が話しかけてきた。
しかも関西弁です……
「はい、まぁ。あの……」
まだ入学式も授業も終わってない時間なんですけどもwwww
なんでこんなに人に会うんだよっていうねwwww
「入学式ならさっき終わったで。外部生のやつ全部とばしたから予定より早よ終わってん」
「あ、なるほど」
そういうことか……。
紅髪の人が前髪を上に上げてピンでとめる。
「そんでな、お前入学式サボったやん? 入試は一応九十人くらい受けた中のトップやってんから、これからの授業サボるつもりやろ?」
「きゅっ!?」
九十人も受けてたの!? ならなぜ受かったやつらは来ないんだよ!!
てかサボることばれてる!
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