1760人が本棚に入れています
本棚に追加
「夕飯、8時からだけど結構移動するからそろそろ出ようか。早く着いたらブラブラしよう。」
「うん。」
時刻は5時。
直人くんは長財布をチノパンの後ろポケットに差し込んで玄関に向かった。
私も後に続いて、玄関で黒のパンプスを履いた。
部屋を出る前にもう一度部屋を見渡す。
少しの間だったけど
二人だけの秘密基地。
私は直人くんにはわからないように口元だけで小さく笑った。
最初のコメントを投稿しよう!