第2話

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――やっとカモに当たった。バカなババァ。孫の声も忘れるくらいに疎遠とみた。 俺は確信し、チーフ達にも準備をするようにと目配せる。 「生きているうちに、タケルの声さぁ、も一回聞きてぇ思ってたんだ。どうだ?天国は……」 「て、天国?」 例え少しイかれているとしても、振り込んでくれそうな相手ならばそれで良い。 「まさか、地獄に行ったってことねぇべ」 ――ワケ分かんねぇ。 「実はさ、スッゴい困ってて。今、事故って」 無理やりマニュアルにもって行くしかない。
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