第2話

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「すみません。どうもタケルって奴が亡くなっていたようで、俺を本気で閻魔大王の使いだと思っている。だったらお金を振り込めば天国に行けるって言った方が早いかと思ったので」 警官役はチーフに頭を下げた。 確かに変な婆さんだった。 今時、天国も地獄も迷信なのは分かりきっているだろうに……。 「仕方がない。とりあえず、振り込み予定で一件確保したと連絡を入れておくか」 チーフはそういうと、現金受取チームにメールを入れた。
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