5人が本棚に入れています
本棚に追加
昼を過ぎる頃、俺は仕事から昼飯の間だけ解放される。
婆さんはあのやり取りが本気だったようで、入金確認のメールが届くとみんなで笑った。
近くのコンビニで弁当を買い公園に向かった。
天気の良い日はここに来る。他の連中は連んで飯を食いに行くが、あんまり興味がない。
――バカな婆さん。
あんな婆さんがいるから俺は楽しくて仕方がない。騙すより騙される方がマヌケだ。
罪悪感なんて元々ない。
天国も地獄もないのだから、恐れる必要もない。
いつかは死ぬそれだけのこと。
最初のコメントを投稿しよう!