1 壮汰

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そんな静寂を破るように ピンポーンとインターホンが聞こえ、 モニターで外の様子を確認すると 同い年くらいの女子が立っていた。 妹は部活のはずだし、母さんは仕事だ。 もちろん彼女でもない。 そもそも容姿が全然違う。 誰だろう..。 その女子が反応のないインターホンを 少し俯いていた顔をあげて 不安そうに見つめたとき 突然思い出した。 引っ越す前の家の近所に住んでて、 よく公園で一緒に遊んで、 幼稚園も同じだったあの子だ。
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