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「今日の掃除当番は3班、
ちゃんと班員で協力して掃除しろよ。
じゃ、さようなら。」
「さよならー。」
担任はすぐに名簿と日誌を抱え教室を出て行き、
クラスメートたちは適当な挨拶のあと
がたがたといすをあげて机を下げ始める。
「壮汰?お前掃除だよな?」
少し顔色をうかがうような友達の表情。
その後ろのほうには
廊下から教室をのぞく友達の彼女の姿が見えた。
「掃除とか面倒だよな。
お前はかわいい彼女さんと帰るんだろ?
お幸せにー。」
にっと笑って答えると
友達は照れたように軽く返事をして
彼女のほうに歩いていった。
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