1 壮汰

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最寄りの駅に着き、 家に向かって歩き始める。 空は雲行きがあやしく雨が降りそうだ。 大きなランドセルを背負った小学生は こんな天気でもはしゃいで帰って行く。 自分にもあんな時期があったのになと 懐かしく思っていると雨が降ってきた。 「最悪..。」 朝、母に傘を持って行けと言われたのに 無視して家を出てきたことを思い出しながら 小走りで家に帰った。
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