0人が本棚に入れています
本棚に追加
2人は戦いの場所に移動した。
そして相手を見て、呆然とした。
「嘘だろ?ボディービルダー?」
そこにはムキムキの外国人2人がいた。
「反則じゃないですか」
「まぁいいんじゃない?」
司会者が面倒くさそうに言った。
「あいつ、何か僕に怨みでもあるのか」
ヘタレンが言ったのを聞いていたように司会者がヘタレンを見てうざい顔で笑ってきた。
「うざい」
「まぁまぁ」
サンジャーの抑えやヘタレンほむふぅと言いながらも止まった。
司会者はルール説明を始めた。
「はい、じゃあルール説明ね、3回戦ってそのうち2回勝った方の勝ち。後、1人一回は戦ってね」
「どうします?僕が1回目と3回目戦いましょうか?」
「いや、俺が行こう」
サンジャーは勝手に戦う所に行った。
相手の外国人もサンジャーの前に立った。
2人は机を挟んで睨み合った。
「はい、じゃあ手を組んで~」
2人は手を組んだ。
「はい、じゃあ始め~」
「おりゃー」
サンジャーは凄い声とともに力を入れた。が…
「あれ?」
「予想通り一瞬で負けた」
「HAAA!」
外国人は笑いながら後ろに下がった。
サンジャーは顔を下に向けながら戻ってきた。
「まぁ、トンマイです」
「すまん…」
「じゃあ次行ってきます」
ヘタレンは机の前に来た。
向かえには外国人は余裕の表情で笑っていた。
「はい、じゃあ腕組んで」
ヘタレンは外国人と腕を組んだ。
ヘタレンは心の中で呟いた?
「あっ、だめだこれ」
そう考えていると司会者が声を出した。
「はい、始め!」
「えーい!」
ヘタレンは全力を出した。
しかし結果は…
ヘタレンはビックリする程すごい力で腕を叩きつけられた。
「勝負あり、外国チームの勝ち」
ヘタレンは無言でサンジャーの所に戻った。
「まぁ、仕方ないだろう」
「すみません…」
「うん、まぁドンマイ」
「そうですね、じゃあ僕もう行きます」
「んっ?何処へ?」
「僕は勇者なので、冒険に」
「じゃあ俺も連れてってくれ」
「いいですよ、じゃあ行きましょう」
「ありがとう、でも、何処へ?」
「とりあえず魔法使いが欲しいですね」
「じゃあエセ村って所行こうぜ、凄い魔法使いがいるらしいんだ」
「本当ですか?行きましょう」
ヘタレンは2人目の仲間を探すため、エセ村に向かった。
最初のコメントを投稿しよう!