第1話

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「ふぅ、余裕だな」 全員倒し終えるとじいさんのほうを見る。 「なっ…おい、じいさん大丈夫かよ」 じいさんは、背中を斬られたようで着物が真っ赤に染まっている。 「しょうがねぇな、屯所に運ぶか」 じいさんを起こすと腕の中には小さな少女が眠っていた。 5歳ぐらいでまだ幼いが不覚にもこいつに見惚れていた。 気絶してんのか? 揺すっても全く起きねぇ 仕方なく片手で抱くとじいさんを右肩で担いだ。 この黒服の始末は、後回しだ もう一度担ぎ直し急いで屯所へと向かった。
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