第1話

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紫Side 光が顔に当たり私は目を覚ました。 障子が閉まると同時に何かがこちらに歩いてくる。 誰だろう? 好奇心には勝てず掛けられている布団を上げ体を起こした。 「すまねぇ、起こしちまったか」 顔を声のした方に向けると役者のように整った顔の男がいて怖い顔をしている。 「ほら、土方さんが煩いから起きちゃったじゃないですか」 怖い顔の人の後ろから優しい顔のお兄さんが出てきた。 「総司、テメェ」 「はいはい、近藤さんの部屋にこの子連れてくんでしょう」 お兄さんは、怖い顔の人をあやすように言うと私を立たせ手を握って部屋を出た。 怖い顔の人そして私とお兄さんといった感じで廊下を歩き続けた。
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