第1話ー勇者なんていないー

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怖いけど、何故か楽しく思える迷路。 体を動かして大きなパズルを解く感じ。 そう、ここはパズル。 壁に書かれた3つの単語を読み、法則性を見つけて正しい道を辿る。 それと、毎日内容が違う。 僕は、このパズルを解くために毎日朝早く通学する。 解く理由なんて分からない。 「ハァハァ......青、黄、赤...黒、白、灰色...ハァハァ...分かれ道無い...あれ?おかしいな...。」 ここまで何分くらいかかったんだろ...。 いつもならもう直ぐで出口だけど...おかしいな...。 道がない。 僕は、頭が真っ白になった。 左右の壁にプレートがあって一枚は青・赤・黄、もう一枚は黒・白・灰色とあったけどさっぱりわからない。 来た道を戻ろうと後ろへ方向転換した時、一人の少女が居た。
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