プロローグ

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脳裏に浮かんできたのは、学校からの、いつもの帰り道。 ちょっと違和感を感じたのは、……そうだ、そういやいつだったか、目の前に腕組んだ高校生カップルが歩いてたんだった。 あー、リア充だ。そうか、これがそうか。 こういう人たちって今やっぱ幸せなのかな、とかボーっと考えてた。 で、 あれ? 何か引っかかる。 そうだ、この次に、道路の向こうからでかい青い車がやけに存在感放ちながら走ってきて カップルの男子の側が会話しながら後ろ向いて、思ったよりイケメンフェイスで カップルの女子が、叫んで 私は相棒(自転車)と共に 「……その顔は、思い出したか?」 声をかけられて、思わず肩がはねた。この人心臓に悪いお。 「なんだかやけに物騒な記憶がほじくり返されました…。」 正直に返せば、満足そうに頷いた雰囲気がする。 ただ、私この後どうしたん?だいぶ危なかったけど今生きているということは。 てかあなた誰?って訊いたらまずいだろうか。 再び、女の人の声が響く。 「そう。それで分かっただろうが、貴様は死んだんだ。」 そうか… 私はとりあえず2回ほど頷いた。 もうそろそろ起きていいかな?この夢つまんねぇ。
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