プロローグ

5/9
前へ
/305ページ
次へ
私はみずみずしい若さあふれるJKだ。……年齢的には。 ていうかJK(女子高生)ではあったけど、JK(女子校生)でもあったから。だからとは言わないが青い春は来てないから。ま、気楽でいいとこよ女子校は。 「年齢=恋愛と無縁歴」の私は恋愛耐性など無い。それどころか決まった友達もいないので友情耐性もない。 趣味でテンション上がってる時に辛うじて同志たちと会話できるかな、長続きしないけど! 生まれ変わったら、イケメンになって、可愛い彼女にご飯作ってもらいたい---などと考える程度には今の現実から目をそらして生きていた。 けれどね、 「貴様は、目前の二人を庇おうとして、車にはねられた。」 そんな安いお涙頂戴とかね、 「そして同時に、我が管理するもう一つの時空で、今まさに勇者召喚の儀が行われている。」 どっかのファンタジー小説みたいな展開とかね、 「結論から言おう。 貴様にはこれから、勇者に転生してもらう。」 ……ねーわwwwww
/305ページ

最初のコメントを投稿しよう!

167人が本棚に入れています
本棚に追加