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「何故だ!?」
ものすごく驚いた声。
むしろ驚く点が分からないのだが。
リア充の代わりに死んだ、それは別にいい。ていうか、仕方ないこと
だって世の中はリア充のためにあるからね。
(↑個人的名言)
「まぁ、悪い話ではない。せめて聞いてから考えろ。」
一息おいて、女の人は気を取り直したように続ける。
「私は、貴様らの言葉でいう『神』のようなものだと思ってもらえばいい。ただ、何かを生み出すのではなく、複数の時空間の管理と調整をしている。
ここは、管理される側の生物達が住まうどの時空からも隔絶された、言わば『死後の世界』。これから貴様を送ろうとしている時空では、貴様の元居た時空とは異なった理が働いている。貴様の世界の人間では誰しも羨むような、『魔法』の世界だ。さらに、」
ふと、自分の体が痺れるように熱を持ったことに気付く。
体中の筋肉がピリピリする。
「勇者として転生させる以上、それに見合った能力をこちらで与えてやる。」
体が軽い。
今ならノミのようにジャンプできそうだよ!!!
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