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ーいつからだろう。ずっと同じ夢を見て、同じところで目を覚ます。
お父さんが死んで10年後。私、モナ・ネリオンは15歳になった。ー
窓の外を見ると遠いところにドラゴンがいる。 まだ、戦争は続いている。私の町は1回も襲われたことがないが直にドラゴンがやってくるかもしれない。私の兄のエリックは6年前から騎士別名ドラゴンファイターとして南洋人と戦っている。
ドラゴンファイターとは身体能力又は知識能力が優れてる者がなれるらしい。
「モナおはよう」
扉を開けて入ってきたのはルナ・ネリオン。私のお母さん。
「おはよう」
「朝から悪いけど裏の畑の作物の世話をしてきてくれない?」
裏の畑とは、政府が各町に小さな畑と作物の苗を配り、それを私達が育て熟したものをまた政府に送るという不平等な政策だ。
家の戸を開けるとちょうど隣の家の戸も開いた。トーマス・ブルーリー。顔立ちは整っている。
「お!モナだおはよーう!今日も可愛いぜ」
黙っていればマシなのに喋ると残念なやつだ。
「何馬鹿なこと言ってんの。おはよう」
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