第1話

プロローグ

ー30XX年9月9日。世界は北洋と南洋で対立し戦争を迎えた。何万人もの犠牲者や負傷者を出し続けている。そんな中、北洋は人間となにかの細胞を融合させた未生物を作り出すという新たな戦法を作り出した。だが、今のところその戦法は失敗している。一方南洋はドラゴンという恐ろしい生物を作り出した。これからどうなるかわからないだから未来の人類のために日記を書くことにした。ー

「先生やはり、人間と未生物の細胞を融合させても遺伝子状の問題で失敗をしてしまいます！この実験をする意味はあるのでしょうか！？」

またもや、死人を出してしまったのか...この部下はコリン・ネリオン。正義感が強く正しくないことには反論をいう。こういう部下がいることに私は誇りを持てる。

「また失敗か...する意味はあるかわからない。だが、未来のために何か変わるのかもしれない私はそう思う。」

「そうですか...私はこんなことで死人を出させるならば騎士としてこの人間たちが死んだほうがマシだと思います。」

私はコリンが指出した方を見た。指が6本になってしまって口が裂けている複数もの人の遺体。異様な方向に膝が曲がっている。確かにこんな無駄な死は意味があるのだろうか。