55人が本棚に入れています
本棚に追加
涙をふき遺体と化したコリンを見た。
「コリン...お前は確か、子供二人と嫁さんがいたよな...悲惨だ。これからどうなるんだろう...」
新しい実験台の1人を抱き上げた。息はしているが起きない。きっと私達が作った特製の睡眠薬を飲ませられたんだろう。
悲しんでいる部下に命令をした。
「今から子供に未生物の細胞を融合させる。一つ言う私達はコリンの意志を決して忘れてはならない。コリンの存在を忘れてはいけない」
「...はい!てか、先生2つ言うこと言ってますよ」
ドッと笑いが起きた。一瞬だけだけど幸せだなーと思った。
今抱いている子は幸せそうだ。この子は一生目を覚まさないのかもしれないのに。
最初のコメントを投稿しよう!