始章 8月3日

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「ずっと、好き、でした。」 言っている間、彼女の顔を見れない僕。 恥ずかしさで真っ白になりながら、必死に口を動かす。 「その…もし、良かったら…… 僕と、付き合ってください!!」 彼女から、ハッとした雰囲気が伝わってくる。 今、どんな気持ちなんだろうか? 戸惑わせてるだろうな。 嫌がられてないかな? 色々な妄想が浮かび上がっては消え。 僕は、頭を下げながら差し出した右手を、彼女が握り返してくれることを一心に願っていた。
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