二章 ペン型時航機

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最初に目に入ったのは、珍しく黒板に記入していたのか、文字を書く途中で固まっているハゲ頭。 周りを見渡すと、僕と同じように睡眠学習している大半のクラスメイト、ノートに板書を記入しているカズキとリンさん。全員が固まって、瞬きでさえ忘れてしまったかのようだ。 試しにカズキの肩を叩いてみても、ピクリともしない。 これは、まるで、そう、 「おい、嘘だろ…」
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