二章 ペン型時航機

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「誰だ…!一体何をしたんだよ…こいつらを元に戻せ!!」 焦る僕。それとは対照的に、余裕綽々といった態度でニヤニヤ笑っている謎の男。 『まあ、落ち着きなさいよ。』 そいつはゆっくりと立ち上がり、教室を見回しながら口を開く。 『私は、そう…アンノウンとでも言っておきましょうか。タカシくん、お気づきのとおり、この空間の時間を止めさせていただきました』 ニヤニヤと気味の悪い笑みを絶やすことなく、戸惑う僕を尻目に、謎の男―アンノウン―は、語り始めた。
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