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「ほらほら、あなたも応戦しないと殺られますよ?」
誰のせいでこうなったと思ってるんだwww
「お前が戦えよ!!」
「嫌ですよ、私は戦うことは好きではありませんから」
お前はそれでもドラゴンかwwあ、ドラゴン関係ないね
「神話体現【アイギス】」
目の前に白銀の盾が出現
「魔力吸収...反射」
アイギスの盾に触れた魔法は全て吸収され相手にそのまま跳ね返す。
「なっ!?」
女性は驚いていたがすぐに落ち着きを取り戻し魔法をぶつけて相殺する。
「なかなかやるわね」
はい、自分チートな物でwww
「よかった。あの程度で死なれたらどうしようかと思った」
あれ、なんかこの人怖いこと言ってるよ?
「私も本気が出せるってものよ」
すると女性から膨大な魔力が吹き出した
あぁ、そうですかそうですか。
あなたがその気なら私も応戦しましょう。
この世界は厨二なんだろ?
こういう言葉があります
【郷に入っては郷に従え】
なら、俺が厨二になっても何も問題ないよな?
スイッチおーん
―――ユノside―――
私の魔法を同じ状態で反射させた少年...
いくら初級魔法といえど炎帝が放った魔法をそのままの状態で反射させた人間は一人もいなかった。つまりはそこそこの実力者。
この少年相手なら本気を出しても大丈夫よね?
「死ぬ覚悟は出来ているのだろうな?人間...」
少年の雰囲気が変わった
先程までのおちゃらけた様子ではない。何度も死線を超えてきた戦士の目をしている。
「俺に勝負を挑んだんだ...まさかとは思うが生きて帰れるとは思ってないだろうな?」
少年から出る魔力は桁違いだった。木々はざわめき大地は震えている。
私は恐怖を覚えた。しかし、その感情はすぐに別の感情へと変わった。
早くこの少年と戦いたい...
私の心はそれに満たされていた。
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