異世界勇者の憂鬱

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負けた... いくら自分の魔力を制限してたからとはいえ一般学生のケヤキに負けた。 禁忌召喚をおかしたロイくんは死神によって魂を狩られた。 「大丈夫ですか、ハルト?」 「大丈夫だよ、ソニア。ごめんね?心配かけて」 「大丈夫ならいいんですが///」 ソニアの顔が赤いみたいだけど使い魔でも風邪引くのかな? 「ソニア?顔赤いよ?」 「いえ、大丈夫です///」 なら、いいけど 「はぁ......気分転換にギルドで依頼でも受けにいこう」 僕はXランクとして依頼を受けにいく Xランク【全空の覇者】として 「マスター、何か依頼はありますか?」 ちゃんとローブと仮面は付けている。 「ハルトか...そうしたんだ、その格好で依頼を受けに来るだなんて珍しいな。」 さすがはマスターだ。なんでも見抜いてくる。 「学園生活は楽しいか?」 「そこそこ、充実しています。ですが...」 「どうした?」 「禁忌召喚を犯したクラスメートを救うことができませんでした。」 学園で起きたことをありのまま伝えた。 「そうか...お前がしようとしたことは人としては正しい...だが、お前個人の考えでそれをしようとしたことはあまり褒められた行為ではない。禁忌を犯した者にはしがあるのはしょうがないことだ。この世界の理でもあるし過去から行われてきたことだ」 「ですが...!!」 「一度頭を冷やしてこい」 そう言ってマスターに渡された依頼を確認する 水天龍の討伐 天龍!?伝説とまで言われている存在の討伐 「マスター...これは」 「これは王から直々に入った依頼だ。あと数日でこの国に水天龍が攻めてくると報告があった。うまく返すことができればいいが、できなければ、殺せ」 了解とだけ言ってギルドマスター室を出ようとしたとき... 「おっさーん、なんか依頼ある?」
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