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「厄災の覇者か...」
厄災の覇者と呼ばれた人物を見てみる。
黒のローブに身を包みフードで顔を覆っているため顔は確認できないが声からして男というのはわかった。
「依頼か...全空の覇者と協力して水天龍を討伐を頼みたいんだが...」
「断る。なぜそんな伝説クラスの存在を討伐する必要があるんだ」
「あと数日でこの国に攻めてくると...!!」
僕は必死に訴えるが
「お前には聞いてない。少し黙っていろ」
彼から放たれる殺気に当てられ動けなくなった
「まぁ、お前ならそういうと思ったよ。水天龍がこの国に攻めてきている。このままだとこの国は壊滅する。だからそれを防ぐために討伐を依頼したい。」
「あぁ、なるほどね。でも討伐は断る。追い返すことなら協力するが...」
「あぁ、それでいいから。頼んだぞ」
「了解した。いつまでに依頼を終えればいい?」
数日のうちに来ると言っているのになんて悠長なことを
「一週間以内に終えてくれればいい」
どうして、このふたりはこんな悠長に話している
「国が滅びるかもしれないんだぞ!?」
「なにそんな必死になってるんだ?」
「だから、水天龍が来るって!!」
僕は感情的になってしまった。
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