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しかし愛歌さんには悪いが、俺が1番好きな笑顔の持ち主は隣で俺の手を握っている愛しの彼女だ。
「リュウ」
「ん?どうしたの?」
そんな俺の様子を知ってか知らずか、秋が俺の名前を呼ぶ。
しかし秋の表情は曇っている。
なんというか、何だか申し訳なさそうな感じに眉毛も八の字に下がっているのだ。
「その…今からリュウのお家に行ってみたいのだが、ダメ…か?」
恐る恐る、秋の口から言葉が出て来た。
どうせ家に帰っても1人だし、来てくれた方が俺も嬉しいかも。
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