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「では、紅茶がいい」
「うん、分かった。
退屈だったらテレビでも見ててね」
秋の目の前のテーブルにテレビのリモコンを置く。
たしかこの時間だったら人気だったドラマの再放送でもしてるだろうから、少しは退屈凌ぎになると思う。
そのドラマは見たこと無いが、評判は良いらしいので大丈夫だろう。
「ぬ。わかったのだ。
リュウ、ありがとう」
「どう致しまして」
秋のお礼に笑顔で返して、居間を出た。
やっぱり秋の笑った顔は可愛いな。
不安そうな顔なんかとでは比べることも出来ない。
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