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「忘れるのは仕方がないと思うのだ。
会ったのは10年前に一回だけだからな」
少女は息をフゥと小さく吐くとまたニコニコと微笑む。
「でも良いのだ。
これからは毎日会えるぞ」
毎日?
もしかして引っ越してきたとか?
「ではリュウ、また明日なのだ!」
「え?」
少女はそれだけ言うと、走り去り、俺が今まで気づかなかったリムジンに乗った。
え?もしかしてお嬢様?
今思うと確かに服は高そうだし、品もある。
俺って凄い相手と知り合ってたんだな…。
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