裏@NTR(左之たんver.)

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そして、雨風が強く屋根を打ち付ける様になる頃に、漸くその備えは万端となった。 「左之、こりゃ今日は酒を呑みに出るのは無理だな。」 永倉が残念そうに原田の肩に腕を回す。 「そうだな。今日は大人しくしとくか…」 昼間、あんな事を思っていただけに…今夜はぱあっと呑んで女を抱いて…と思っていたのだが… 状況が状況だけに、流石の原田もそれを諦めざるを得なかった。 夜になり、巡察の当番でも無い身体が女を求め熱くなる。 雨風はより一層強さを増し、こんな中外に出たら一気にずぶ濡れ間違い無しだ。 持て余した身体とココロと共に、原田は布団に足を投げ出した。 「…寝れねぇ。」
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